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ツールドちば2010ーずぶぬれの行進ー完走記その2 [ロングライド・ブルベ]

無事完走した、とは言ったものの、果たして転倒2回パンク1回を無事といっていいのか、はなはだ疑問には思うところではある。
IMG_0683_2.jpgこの水滴を見よ。

結局雨は、ゴールまでやむことなく私たちを苦しめたのであった。

雨対策として、前夜突然思い立って変更した点があった。雨具を通常のレインウェア上着から、北海道のブルベ用に買ったゴアテックス製の雨合羽上下に、そしてシューズカバーとヘルメットキャップを付けることにしたのである。名より実をとることにしたということだ。しかもヘルメットも通常かぶっているOGKの高級軽量*限定色モデルを捨て、”ひさし”がしっかり付いている、どんくさい外観の通勤用ヘルメットにした。わたしのなかに無意識ではあるが、”どんな雨が降っても絶対にゴールしたい、しかもなるべく楽に”という決意がおこったのだと思う。しかし、その結果は非常に非スタイリッシュなものであった。すべて装備して相方君に披露したところ、「ドコモダケみたい。。。」という忌憚のないご意見を頂き、一瞬気持ちが揺らいだのであったが、ゴールしたら雨具を脱いで写真を撮ってあとは見ないようにすることにした。なんといっても完走しての物種なのだ。

こういう具合にウェアも決まり、テスタッチにもグリスを塗り、当日早朝、貸し切りバスでスタート地点に着いた。スタートを決意した7人が参加受付を済ませ、ゼッケンを受け取った。。。それぞれの背中に猿が蚤取りをするようにゼッケンを付けて行く。はて?このゼッケン、安全ピンで留めるようになっている?

泣く泣くブルベ用に大枚はたいて買ったゴアテックスに沢山穴をあけることになりました。来年はゼッケンケースとか考えます。

土砂降りのなかスタートした我々、ギリギリでDNSを決めた2人の仲間がスタートを見送ってくれた。彼らはこれからバスに戻りゴール地点で合流する計画なのである。さらば!我が城!ゴールで会おう、という気持ちであった。
スタートから20kmくらいは正直なにもない田舎の国道をただ真っすぐ走るだけなのであるが、今回は大雨のため、上からの雨、路肩が冠水しており下からの水撥ね、横を通り過ぎる車からの水しぶきとまさに四面楚歌。前からも前の自転車の後輪から撥ねる水しぶきで油断が出来ないのであった。ちなみにみなさんの勧めで、テスタッチの後ろにフェンダーを付けて出走した。確かにオシリに水が撥ねなくてよかったのだが、主に私の後ろを走った人が大きな恩恵を受けたのではないか?と思っている。次回の雨走行は是非、泥よけが付いているひとの後ろを走ろうと誓ったのであった。
そして、最初のエイドステーション前で、私にひときわ沢山ドロ水をかけて行った車がなんとうちの貸し切りバスでした。おのれー。
ゴール後にDNSしてバスに乗っていた部員が『あんとき、ヤベー!オレらkayoさんに水かけちゃったんじゃね?って焦ってたんスよ!』と言っていたが、そのとおりなのであった。いや、水がかかったのが仏のkayoでよかったですね。

しかし、安全ピンで多少穴が空いていても、さすがはゴアテックス。しつこいようであるが、この観光バスに水を浴びせられる前まで、まったく内側は濡れていませんでした。そして人体で一番熱量を必要としているのが頭ですから、それを冷やさないようにしたドコモダケキャップ、もとい、ヘルメットキャップの効果は抜群で全然寒くない!のであった。こうして、それぞれが水と寒さと戦いながら、最初のエイドステーションまで7人の集団は途切れず進んで行ったのであった。。。しかし、あるできごとを境に集団は次第に分断されていくのであった。。。!! 次回、最終回!!!
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ツールドちば2日目ー豪雨の中をー完走記その1 [ロングライド・ブルベ]

防災放送が流れ、JRが”運転を見合わせております”のような雨の振る日に、自転車で走ることを見合わせない人々が少なからず居た。そのなかのひとりが私である。


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スタート前から大雨で化粧もへったくれもあったものではなく、プライバシーとか言う以前の公序良俗に反する顔になったしまったので残念ながらお見せできませんが、このような雨だったのである。
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何がつらいと言って、このスタート前のいろいろな挨拶ごとを待っている時が一番辛かったなー。
ツールドちば、というのは地元千葉県下最大のサイクリングイベントで、房総半島の太平洋側を行ったり来たり、3日間で合計347kmの海あり、山ありの盛りだくさんなイベントである。私は今年も仕事の都合から1日のみ2日目の参加である。途中で職場の前を走るので、今年は職場内で参加者を募りグループで参加した。

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前日に雨で走るのは危ないし、自転車のメンテも大変だから、と渋るショップの店長さんに事前にできることを教えてもらい、加えてブログのコメントで経験者のかたから色々なアドバイスを頂いた。しかし雨が降っても走ろう、と決心がついたのが前日の夜と相変わらず人騒がせになってしまった。みなさんありがとうございました。

そうこうしているうちにも、次から次への仲間からのDNSの連絡が届く。一方”スタート地点までは行ってみましょう”、”ずぶ濡れでもいいから走りたい!”、”せっかくバスを借りたんだから、温泉に行こう”などなど積極派のメールも届き始めた。ショップの店長さんからは”どうしても、というならあらゆる隙間にグリスを盛れ”というメールがきた。シートポストとシートチューブの境い目とか、ケーブルがパーツにつながっているところとか、ということだ。でももう店は閉店している。前回のブルベの時、無理に夜中に店を開けてもらってペダルを外した覚えがあるので、グリスなんて持っていませんとは言えない。。。絶対に言えない。言ったら絶対にまた店を開けてくれるから。お客さん思いのいい人なのです。いそいでホームセンターに行ってグリスを探してみた。。。とはいえすごい種類の多さなのである。グリスだけで1コーナーあるではないか。まったくの計算違いである。シリコンとかグリスガン用とか訳判らない。閉店の音楽も流れ始めるし、外は大雨。。。しかたないので、いちばん小さいのを買った。ちいさい葛籠の方が良いものが入っているものなのだというポリシーのもとの選択である。

そういう中、殆ど暴風雨になった午前4時、職場の玄関前に現れたる蛮勇たる勇者たちは9人であった。スタート地点に貸し切りバスで向かったのだが、雨風は強まるばかりで、電車も止まってしまったらしい。そういうなかに到着しスタートまでバスの中で待機することになった。ちなみにそのときはまだ、濡れることに抵抗感があったため、傘が1個ということで1人づつ外に出て行って自転車を組み立てたのであった。

そして9人のうち7人が残った。2名はスタート地点でDNSとなった。残り7人。なんにんが完走できるのか。。。皆の胸中にはそういう思いがあった。
しかし、結果から言うと、スタートをする決意をしたものはすべて完走できたのだった! 続く!!


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ツールドちば2日め出走予定 [ロングライド・ブルベ]

いま、呆然としているのですが。実はイベントごとで雨が降ったことが殆どないので、日曜の降水確率100%とか言われても何を準備したらいいのやらわからないのです。
とりあえず、プログレッシブ261に付いていた泥よけを、(”捨てないでよかった!”という希有な例)トレミニヨンに付けてみました。

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似合わねー

この泥よけ、つけて走ったこともないので、これが有効かどうかまったく未知数なのである。そしてどうせ至れり尽くせりの110km、と思ってチューブとタイヤレバーとポンプだけ持って行こうと思っていたのだが。。。1)替えのウエア2)タオル類などを持って行った方がいいのだろうか。。。どうしたらいいかぜんぜんわからん。レインウエアは上下かなり厚いので、上着だけのものにする。気温が高いから暑い>雨で冷える、じゃないかと予測しているのである。

それにしても心配なのは雨で海辺を走ったりして、うちの鉄郎は大丈夫なのか!?、ただこの1点なのである。
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ツールドちば前、最終手段? [ロングライド・ブルベ]

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どうしても機械の体が欲しいのですか、鉄郎?

とうとう大枚はたいて、機械の体、じゃなかった、カーボンのハンドルを導入してしまいました。全身鉄なんだから、一カ所くらいあったっていいじゃないかーということでなのだ。トレミニヨンはフォークまでクロモリですから。
このハンドル、東京サンエスの人がいつも親切だから言う訳ではないけれど、とっても楽です。下ハンも楽ちん。突き出しも短くドロップも小さく、これで見栄はってステムを8cm以下にしない!と意地張っていたのも報われると言うものです。

いけないお注射?と掟破り?のカーボンの導入でなんとか、手首も大丈夫そうです。今週末はいよいよツールドちば。あの老川の交差点先の坂とほんとに大人げない角度の勝浦ダム手前のヘアピン坂を越えることができるか楽しみである。でも、多分押すと思う。
それにしても、自転車って非常にコストパフォーマンスの悪い趣味なんじゃないかという気がしてきたが、もう遅いのであった。


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とうとう、房総半島を横断した話 [ロングライド・ブルベ]

こんなこと出来たらスゴいな、あんなとこまで行けたらイイな、と漠然と思っていたことが現実になる、それが自転車の楽しみであるとつくづく思う。2010年8月10日午前8時ジャスト、房総半島横断の旅は無事終了したことをご報告する次第である。
まだ夜が明けきらぬ午前4時54分。。。
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外房のとある町から、内房の木更津までの60kmの旅だ。コースは長狭街道から410号・君鴨トンネルルートで峠越えし、房総スカイラインに合流。かずさアカデミアの丘を越え、アクアラインに向かう車たちでいっぱいの高速道路の真下を追走し、一路木更津金田インター方面へ。そこから右方向に海に向かえば目的地の簀立て船の発着場所のはずなのである。

さっそく朝4時起床する。この日の一番の大仕事と言っても過言ではないだろう。そのくらいの常識はずれの早起きである。夏とはいえ、まだ真っ暗でとてもじゃないが朝と言う感じがまったくしない。とにかく起きて、ご飯を炊いてオニギリを握る。コンビニで買えばいいのに。。。が、しかし、夏の旅行=お弁当持って出発、という構図ができてしまっているのでしかたないのである。まだ、唐揚げ揚げたり卵焼き焼いたりしないだけ分別がついて来たといえる。作ったところでサイクリング中にはそんなに食べられないし、だいいち、今回再認識したのだが、作り立てのホカホカをジャージのポケットに入れると、たいへんに暑い。真夏にホッカイロを入れているのに近い状態であった。ある意味拷問である。しかしまあ、ジャージのポケットに冷やし中華が入るわけもなし、オニギリ程度で手を打つべきなのだろう。次回からは冷ましてから出発することにする。
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まだまだ先である。
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最初の峠を越えようとするあたりで完全に夜が明けた。
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まだまだ山道である。ルート自体は古い街道筋であるらしくジミーなアップダウンを繰り返してくる。やはり朝っぱらからまだ目も覚めていないうちに、今日いちばんの登りをこなさなくてはならなかったところがかなり辛かった。フル夜間走行のブルベでは、これがどんなにかキツいのだろう。
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やっと房総半島の中央部分に到着、ここは比較的新しい道路のせいか非常に平坦で走りやすかった。いつも東京に行く時に車で通る道だ。遠くに今越えて来た峠が見える。コンビニで休憩する。時間的にも余裕があることが判り一安心だ。
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一路、海へ!上は東京湾横断道路アクアラインに向かう高速道路である。この高速に沿って走れば、自然とゴールまで導いてくれるはずである。ミスコースの危険もなくなり、また一安心である。
と、ピルピルピル〜[るんるん]携帯に着信が。テスタッチを停め、電話に出てみると、今日のバスツアーの幹事君ではないか。

「あ、どーも。おつかれさまっス。あのですね、今どこいらへんを走ってます?」

 えーっとね、だいたい木更津金田インターの真下くらいを走ってます。あと10分くらいで船着き場に着くね。

「ええっ?!だいぶ速いっすね。実はですね。遅刻者が出ましてですね。」

 はあ?←朝4時起床のひと

「今、やっと君津インターなんスよ。なので到着時刻は8時30分過ぎです

 ほおー。ということは30分以上待つことになるのかあ。。。何といっても、しっかり走らないとバスに追い付かれ、スダテ船に乗り遅れるというプレッシャーのもと走って来たのだが。。。確かに日曜のレクリエーションにこんな切羽詰まった緊張感を持ち込むヤツはそんなにいないはずであり、その中には遅刻するヤツもいるだろう、でも許さん。
ともあれ、ゴールは急ごう。曇りとはいえ、だんだん気温も日差しもきつくなってきた。なんといっても観光地だし、開いてはいなくても休憩所や、自販機やトイレなどあってしばらくごろ寝でもできるだろう。と簀立ての乗船場に矢印で誘導され、とうとう午前8時前にゴールしたのだ!
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。。。って何もないんですけど(泣
自販機はもとより、日差しを避ける屋根すらなく。仕方なしにバスが来るまでこのだだっ広い漁港を使って、小学生のように立ち漕ぎや下ハンの練習をしたのであった。
その後は、でっかい黒い外車から、めっちゃ柄の悪いアロハのおっさんが降りて来て、隠れようと思って良く見たら隣の部署の部長だったり、漁民のおっちゃんに「外房から自転車で来たのか。そいえばふっといモモしてんもんな」と言われ危うくテスタッチで人を轢いてしまうところだったり、楽しい30分であった。
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やっとバスが来たよ〜(泣)アロハの部長と手を振る私、みんなー!!早くー!!!
しかし一方バスの中ではさほどテンションは上がっておらず、あの変な二人組(レーパンメットとアロハ)はなんだろうか?と軽く不審者扱いされていたらしい。

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さて無事合流し、船で簀立ての場所まで行く。テスタッチはバスの中にしまってもらう。しばしの別れ。。。そしてビアーよ、こんにちは〜

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簀立てとは、満潮時に潮が引くと魚が出られなくなる形に網と竹で囲いをつくっておき、浅くなったところでタモや網で掴まえる、という昔からの漁法である。捕まえた魚を船の上で天ぷらにしてもらうのである。
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わーん深いよー
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と、いうのは冗談で、こんなに浅くなり魚も沢山採れ、天ぷらは大変美味しかったですよ。うしろに見えるのはアクアライン。ふだんあそこを車で走っているんだな、でも今日はここまで自転車できたもんな、と満足したのであった。つぎは東京湾横断だろうかともちらと頭をかすめたのであるが、もちろんアクアラインは自動車専用道路なのであった。

房総半島横断
距離58.2km 獲得標高 上り:630m 下り:625m
時間 3時間5分 平均速度 18.9km/h
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房総半島横断計画 [ロングライド・ブルベ]

201008031216000.jpg いよいよ今週末、あこがれの房総半島自転車横断計画を実行する。自転車に乗り始めたら誰でも何かやってみたいことがぼんやりと頭に浮かぶようになると思う。例えば距離的なもの、100キロ走りたいとか、センチュリーライドを完走したいとか。。。場所的なものだと、沖縄を走りたいとか?手段的なものでは輪行して自転車旅をしてみたいなどだろうか。私の場合、自転車を買った当初にあった野望は、外房から内房(太平洋側から東京湾側)まで千葉県を横断してみたい。というものであった。しかしAJ千葉のブルベが人気のため参加し損ねてしまい、先に北海道で200のブルベを完走した関係で、今までこの野望?は放置していた。距離としては60キロ弱でもあるし、、、もう既に房総スカイラインを何度か越えたことがあるので、理論上はもう走れるはずなのである。 しかし、こういうやり損ねたことというものは、足の裏に付いたご飯粒みたいなもので、ほおって置くのはちょっとすっきりしない。やはり一度はやっておかなくてはいけない課題なのだ。そこに折よく「すだて」ツアーのお誘いがあった。「スダテ」とは魚を浅瀬に追い込んで手づかみで魚を捕まえると言う、野趣あふれる遊びらしい、ちょうど東京湾側の木更津まで行くと言う。そこに自走で合流すると言う寸法である。さすがに社員レクにレーパンジャージメットの3点セットで乱入するのは気が引けるので、というかレーシングシューズで海に入るのはいかにも大変そうであるし、明日には宴会用装束などのドロップバッグを後輩に預け、帰りは普段着でビアーでも頂きながら皆の観光バスに便乗させていただく予定なのだ。 IMG_0543.jpg キューシートも出来たし、荷物も詰めはじめた。まさにちょっとしたブルベ気分である。と言っても当日このコースを走っているのは自分ひとりだけで、参加者ももちろん、王子様もいないのであった。。。しかも、もし木更津に時間通り到着できなかった場合、荷物は受け取れないので、1)スゴスゴ帰る2)皆が海で遊んでいるのを炎天下のなか待つという悲しい展開になってしまうのだ。 chibaken.png コースとしてはこんな方向で、ビミョーに山を避けて横断する。真横に横断すると当然距離は短縮されるが登りが多く、今回このレジャーに11000円も払っているため安全策をとることにした。だいたいのイメージとしてはチーバ君のお尻の辺りから、お腹のほうに抜けるコースである。 chi-ba.jpg ちなみに「チーバ君」とは千葉国体のゆるキャラ?なのである。横からみると千葉県の形をしている不思議な生き物で、興奮すると赤く輝くという意味不明の設定があったり、浦安市の出っ張りが舌というやや強引なデザインなのに、富津市の辺がやや微妙な出っ張りと判断される危険性があるとのことで、富津岬が削られてしまうなど、県民のなかでは話題になっているのだ。これはロードレース部門のチーバ君である。最初は変だ変だと言っていたものの、見慣れるとロードとサイクリング部門のチーバ君グッズだったら、買っても良いな、とか思ってしまうのがゆるキャラの侮れないところなのかもしれない。 なにはともあれ、今週末、夜明けと共に出発する。みなさんに無事横断のご報告ができますように!
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プチブルベ大作戦 [ロングライド・ブルベ]

最近、甘口の記事が多いとお嘆きの貴兄に、、、今日は甘いポタリングの話でないことを書こうと思う。

10月にツールドちば、11月に石垣島アースライドとロングライドイベントの予定がたっているが、この夏に関しては特になし。去年の夏はツールドちば初参加のプレッシャーから軽く熱中症になりかけるくらい走ったのだが。。。今年はややお利口になりあまり炎天下で走り続けるのは得策ではないということがわかったわけである。
しかしかと言って、ツルちばであまり不甲斐ない走りをしてしまうと、自転車だけスゴい人という社内での立ち位置になってしまうかもしれない、それはちょっとイヤだ。やはり地道に暑い夏も走っていかなくてはならないだろう。

そこで、自主一人プチブルベ2010夏、を計画している。
去年まで出来なかったことでいつかやってみたいと以前から思っていることがあった。それは、、、
房総半島横断計画だ。

多分、千葉県で自転車を乗り始めたら、一回は内房から外房まで横断してみたいと思うはずである。なんといっても”半島”なので、海・山、そしてまた海、とシチュエーションもばっちりだ。
でも、こういう挑戦の類いには、あきらかに旬があって、ギリギリ走れるかな?キツかったけど、走りきれた、という時期がちょうどいいように思う。早い話が今現在の状況ではあまり心配なく走れる距離になってしまっているのである。自宅からの房総半島横断にはいろいろなコースがあるが、おしなべて距離は50−60km程度、150−200m位のヒルクライム?が1−2回くらいだろう。これでは今の自分には距離的にも登坂的にも、あまりチャレンジとは言えないのだ。

そこで、距離や登り以外で達成感を得るために独りプチブルベをすることにした。来月の某日、職場のレクで木更津行きの潮干狩り日帰りバスツアーがある。それに自転車で参加。帰りだけ乗っかることにしたのだ。つまり、時間までに木更津に到着しないと宴会船が出航してしまい、大変寂しい思いをする+自転車で帰らなくてはいけなくなる、という時間制限の”縛り”をもうけたのだ。職場を7時に出発したバスで皆は木更津8時10分の船に乗り漁場?まで行くツアー、間に合えば帰りは大型観光バスにテスタッチを乗せ、爆睡で帰宅できるという寸法である。そして8月某日の日の出が朝4時40分くらいである。つまり3時間40分が制限時間となる。これはブルベの制限時間とほとんど一緒だ。

ブルベに似せるわけだから、制限時間以外にも知らないところ決まったルートで走る、という縛りも必要だろう。ということでコースは以下のごとく設定、はやくキューシートとかコマ図とか作らなくっちゃ!と仮想ブルベにむけてしばらく夢中になれそうである。

いやー、これで間に合わなかったらどうしようと思うだけで結構ドキドキしてきちゃいました。。。
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ツールドちば2010 [ロングライド・ブルベ]

健康増進法だか、アンチメタボだか、医療費削減のためだか知らないが、最近企業内にてスポーツやらレクリエーションやらを推奨するようになったらしい。うちの社内でも一昨年くらいからぼちぼち「同好会」的なものが出来てきた。社内メールを見ていた限りではビーチバレー・ビーチラグビー(これはお土地柄か)、フットサル、ヨガ、ダイビング、テニス、がニョキニョキと雨後のタケノコのごとく結成されているようだ。あとなんだっけ、変わったところでは「ヒップホップダンス部」というのもあるらしい。まさに人は世につれ世は人につれ、である。

もちろん、自転車部も設立された。もっとも非公認のグループ的なものは大昔からあったらしい。最長齢のメンバーから、まだ自転車を買っていない若者まで、総勢20名弱が集まったのだ。その意気込みや良く、自転車で5kg、10kg痩せました、なんてのは序の口で、「ある日、ふと気が向いたので風向きをみて霞ヶ浦まで走ってしまった」(←片道で約150kmほど)とか「ノイローゼ寸前だったのを自転車で救われた」とか、「自転車に乗ると、何でもいくら食べても食べても、美味しいですね〜」「ソフトクリーム食べる〜」という能天気なコメントまで、熱気にあふれている。基本、ひとりでマイペースで走るのが好きな私だが、こういうのもいいな。と最近思っている。

さて、ちょっと調子に乗って、ブルベで200キロ走ったことがあると公表してしまったため、ロングライド班班長みたいな立ち位置になってしまい、責任重大なのである。まあヒルクライム班とかレース班とかがある訳ではないのですが。。。

ということで、必然的に社内に、脚に自信の有るモノノフよ!ツールドちばに参られたし!いざ千倉!!という招集をかけたのであった。
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これは去年のツールドちば、ゴール後の写真だ。

するとあっと言う間に12人も集まったのだ。。。自分で誘ったことなので、しょうがないがこんなに大勢どうしよう。。。しかも殆どが初参加初輪行だ。いきなり責任重大な大イベントを任された新入社員のように心配がつのるのであった。
すると部長がどこからか大型バスを調達してきたため、一気に輪行問題は解決したのである。できるな、部長。あとは全員に楽しんで完走してもらうように頑張るだけである。

3年前、通販でクロスバイクを買い隣町まで走って満足していただけだったのに、あれよあれよという間に飛行機で北海道まで行って200キロ走ったり、今年はついに12人を引率して大型バスでロングライドイベントに参加するまでになった。本当に自転車って不思議だし、計りしれないパワーを人間から引き出すものであるな、と改めて感じ入ったのであった。

さて、ひとつ今疑問があるのだ。それはその大型バスを誰が当日運転するのか私はまだ知らされていない、ということなのだった。。。







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次のブルベ [ロングライド・ブルベ]

単なるブルベ経験者をブルバー。ブルベを極めたもの者をブルベスト(by おぐらさん)と人は呼ぶ、ような気がする。
さて、皆様の力を借りて十勝200kmを走り、やっとこ一応ブルバーの仲間入りを果たしたのですが、ここでまっ白な灰になっている場合ではありません。次の目標を決めたいところです。地元千葉でブルベを走りたいです。あいにく今年は200/300kmは終了してしまっているので、来年早々に早春の房総でeasyさん風に言えば、ホームでゴールしたいのだ。

5月の南房総400kmのキューシートが各PCのクローズ時刻も一緒に公開されていた。来年に向けての参考になるかと思われたが、コース的には結構な林道を昇降の上、PC2のクローズが13:12と書いてあるではないか。93kmちょっとを6時間12分で走らなくてはならないようだ。けっこうこれって厳しいなあー。200とか300とかのキューシートにはクローズ時間が記されていないので、なんとも言えないけど。



千葉200
距離 207.4km
最大標高差 309m
平均斜度 全体:0% 上り:3.8% 下り:3.7%
獲得標高 上り:1745m 下り:1707m

この200kmなら半分はいつものサイクリングコースだし、やはりこれから手をつけるべきと思う。
でも200は十勝にして、地元は300でデビューっていうのもかっこいい気もする。。。と早くも来年のブルベのことを考えている。ちなみに、AJ千葉のご担当さまに、200や300のPC通過時間を教えてちょー、とメルしたところ、速攻お返事をいただき、しかも、200を走れたのなら400も変わらないから、今年の400に出たらどうですか?、とのありがたいお誘いを頂いたのでした。。。ここにもブルベスト発見。そうですね、400を200と同じ、と言うにはまだまだ私は修行が足りませぬ。今の私からすれば、それはあと2.3ヶ月は大丈夫、と言った日本人宇宙飛行士の野口さんに等しい発言です。すげー。


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番外編 BRM504十勝200kmを完走した話 [ロングライド・ブルベ]

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こんにちは、水戸泉の背中です。

まだ書くことがあるのか?という向きもあるとは思うのですが、よいではないか、よいではないか。

さて、首尾よく念願のゴールをしたのだが、もうひとつしなくてはいけなことがあったのだ。
出発する前から、職場では北海道にサイクリングに行くらしい、という話が広がっており”いっぱいオイシイもの食べて来て下さいね!お土産も忘れないでね!!”という暖かくかつ圧力的な雰囲気であったのだ。何度、前日の最終便で到着し、一日中走ったあと翌日の始発で帰る、と言っても理解してもらうことは難しかった。やはり、北海道くんだりまで行って、自分で握ったオニギリとコンビニおやつしか食べないといった常軌を逸した行動はなるべく世間様には知られないようにしなくてはならないだろう。

というわけで、ゴール後直ちに帯広スイーツを千葉に買って帰るミッションが始まった。。。

5月の帯広はまだ早春と聞いていたのだが、ブルベ当日は気温も20℃前後まで上昇し、長袖インナーに長袖ジャージ、そしてとどめにサイクルベスト、ポケットにアームウォーマー/ニーウォーマーまで入れていたのだが、明らかに暑かった。あまりに暑くて何度いっそ捨てたい。。。と思ったことだろう、捨てないにせよ、軽量化のために途中のコンビニでまとめて宅急便で千葉にかえしちゃおうか?とまで思っていたのだ。

ところが、、、ゴール後にAJ北海道のK父さんから得たスイーツ情報をQシートホルダーに差し替え帯広駅方面に走り始めたころ、日が暮れ始め、ものすごく寒くなって来たのだ。。。さささ寒い。アームウォーマー、持っててよかった。
駅方面に走っているはずなのだが、暗くてなんだか心細くなったきてしまった。明らかにネコではない生き物が道を横切ったりして、キャットアイのおニューのライトも明るくて、持って来てよかったという感じであった。

駅までたどり付いたものの、割とあっさり道に迷ってしまった。これがブルベだったら大変だろうが、ブルベじゃないし、幸い装備もちゃんとしてるんだから、心配要らないだろう?という意見もあるかもしれないが、違うのだ。おおよそ人の世と言うものには、条件とか期限とかいうものがつきもので、早い話が閉店時間が迫って来ているのに道に迷ってしまったということなのである。

しかも駅の北側の繁華街?のようなところに来てしまったではないか。。。しかも向こうから男の人がノシノシ寄って来た、、、
”自転車のおねーさん、カラオケどうよ?ねーねー!”

カラオケは結構。申し訳ないが、六花○に行きたいが迷ってしまったのじゃ。。。

(う、変なのに声かけちゃったよ)”ろ、六○亭?街のでいいの?←意味不明
あそこの角を入るとアーケードだからそれを左だよ〜”

かたじけない~。

という感じで、あぶない客引きを煙に巻き首尾よく閉店間際のお店に滑り込んだのだ。いろいろ買い込むが、そういえば軽量化のためにお金は小銭以外は1万円札一枚のみ持っていたのだ。まあ1万円も買うことはないだろうけど。。。送料もあるしな。まあお店の人に聞けばいいか。
沢山のお菓子の箱をもって店員さんに『これ、全部一万円で足ります?』と聞いてみた。すると『お客様こちらにどうぞ、、、』と言って店の隅の方に案内するではないか?なんで?みんなカウンターで買ってるじゃん?

そのとき、はっとした。一日中外を走ったホコリまみれの顔、ヘルメットを脱いだらぼさぼさの髪、ヨタヨタしか歩けないシューズ、レーパン/ジャージ、ご丁寧にとどめに反射ベスト。。。そしてジップロックからとりだした一万円札、、、いや、すてきなウェアで立派な装備なんですよ。でもそれは自転車がそばにあればね。そして、あいにく自転車は店の外。やばい、やばい完全に店内で浮いている。

もう一刻も早く買って帰りたい。と思うのだが、担当してくれた店員さんの名札には”研修中”の文字が。おそらく変な客がきても丁寧に接客する訓練、実地で[るんるん]という感じで上司におっつけられたのかもしれない。とても最後まで丁寧かつ親切でした。六花○の新入社員の教育はまことにゆきとどいているといっていいと思う。

這々の体で、店を出てホテルに帰ろうとしたのだが、そこでもまたもれなく迷い、十勝ブルベで一番つらい経験となったのでした。
こんなに苦労してスイーツを買って帰ったのに、おみやげで一番好評だったのが空港でかった”○がぽっくる”だったのがちょっと納得いかないのだが、それはそれ。

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いよいよ帯広とお別れです。みなさんのおかげで怪我もなく完走できました、ありがとうございます。つらいことも多かったのですがそれはみんなブルベ以外の部分ででした






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